日本では見られないものですが、東南アジアではバイタクと呼ばれる移動手段があります。これはバイクの後ろに乗っかって移動するものです。車のタクシーも普及していますが、バイタクがまだまだ主流というところが多くあります。
タイのバイタク
タイではバンコク市内などは車のタクシーが多く走っています。しかし、バイタクも活躍しています。ソイと呼ばれる細い路地の奥までバイクは走り回ることができるため、ちょっとした市民の足となっています。タイ人というのは暑さを嫌うため、ちょっとの距離も歩きたくないという人種です。そのため、100メートル、200メートルでもバイタクをひょいと使うのです。バンコク市内のバイタクは、オレンジ色のベストを着ているので目立ちます。
ベトナムのバイタク
ベトナムではタイ以上にバイタクが普及しています。こちらも、ちょっとした移動に使われます。ベトナムのバイタクの特徴的なところは、特に許可制というものでもないので、誰もが勝手にバイタクを名乗っているということではないでしょうか。特にハノイやホーチミンといった大都市にいるバイタクは、観光客をだますことに長けているので注意が必要です。
ほかの国は?
バイタクはカンボジアやラオスなどでも多く走っています。これらの国では車のタクシーの普及がまだまだといったものなので、移動手段としてはバイタクが使われることが多いようです。